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プラスチックによる弊害をなくそうということで、小泉環境相がレジ袋と同様にコンビニのスプーンやストロー等の有料化を発案しました。確かにプラのストローを止めて《マイ・ストロー》を持ち歩く人が多くなった国もありますし、他の素材(竹やステンレス等)で作ったストローを安価で販売している国もあります。(日本でも飴で作ったストローを考案した人のことがテレビで放映されていましたが、これはすぐに溶けるという欠点が・・・)しかし、レジ袋にしても、それがなくなったので、ゴミ出し用としてビニール袋を大量に購入する人が増えているという報告もあり、これではレジ袋を有料化した意味がありません。小泉環境相は「ストローやスプーンを有料化にすれば、プラ被害は減ってくる」と単純に考えて発案したのでしょうが、《有料化》で一番困るのはコンビニの利用者ではなく、衛生上の問題でこの製品を大量に必要としている医療関係や介護施設なのです。私もかつてアキレス腱の断裂や白内障の手術で入院した経験があり、その時は(入院日数が長いわけではなかったので)割り箸を何膳か準備していましたが、入院(入所も含めて)している人のほとんどがそんなことを出来るわけではありませんから、そこではどうしても使い捨ての割り箸やスプーンが必需品になります。小泉環境相はそんな深いところまで考えて発案しているのでしょうかねぇ。(「その場」だけを楽しむのは、花見だけにしましょう)